珠洲市の一日旅:震災を乗り越える能登の魅力を辿る旅
176222@gmail.com
きのログ
「母さんがあんな状態になって、わし、どうすればいいかわからんくなってん」
突然、父の口からうめくような言葉がこぼれました。先日の帰省時、男二人で焼き肉を食べながら、私が持参した日本酒を飲んでいた夜のことです。
最近、私は「人の話をしっかり聞く」ことを実践しています。相手の悩みを解決するには、まず話を遮らず聞くことが第一歩だと気づいたからです。
表面的には、パチンコの話や麻雀の話、医療費の愚痴など、くだらない会話に思えました。しかし、それらはすべて父の不安の表れだったのです。
母は70代。負けん気が強く元気な人でしたが、体調を崩して精神病院に緊急入院。すでに2ヶ月が経ち、まだ数カ月は退院できそうにありません。父は一人で家を守り、不安と孤独に向き合っていたのです。
以前の私なら、父の話にイライラして反論していたでしょう。「そんなパチンコで勝てるはずない」「麻雀のルールなんてどうでもいい」「医療制度の恩恵を受けておいて文句を言うな」と。
しかし今回は違いました。批判せず、ただ聞く姿勢を持ったことで、父は本当の悩みを打ち明けてくれたのです。これは大きな発見でした。
深い会話はそれ以上できませんでしたが、父の悩みを少しでも理解できたことが第一歩です。解決策を即座に提示するのではなく、まず気持ちを吐き出させることが重要だとわかりました。
父の悩みを解決するには:
「聞くことは問題解決の第一歩」と実感しました。次回はさらに踏み込んで、具体的な助けになれるよう準備していきたいです。父の心の荷物を少しでも軽くするために。